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過去の記事一覧
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眼鏡越しの風景EP40-道草-
「そっちから行ったらアカンのにぃー!」 ピカピカの小学1年生になった4月、入学から3日目にして集団登校から脱落した。 当時、新入生は通学に慣れるまで、上級生のお兄さん、お姉さん、その年に入学した同級生たちと集団登校する… -
眼鏡越しの風景EP39-音色-
音楽を始めるようになり、気づいたことがある。 街中ですれ違う“楽器を持つ人”が世の中こんなにも多いということ。 人混みの地下街や、大通りのアーケード、駅や電車のホームにも、気づくと私の中のミュージックセンサーがロックオ… -
Mop19:2歩
「一歩ずつ」というのが好きです。 だけど、時に二歩進むと、 想像を超えた景色が待っていたりします。 間違えたと思ったら、一歩下がる。 それでも、元の場所とは違う場所にいることになる。 最近、また一つ分岐点を過ぎ… -
眼鏡越しの風景EP38-春光-
子供の頃、この時期になると家に七段飾りのお雛さまが飾ってあった。 私が小学1年生の時に弟が産まれ、産後の母は自宅2階で赤ちゃんと寝ていることが多かった。ある日、学校から帰ると、玄関扉を開けてくれたのは、見知らぬおばちゃ… -
眼鏡越しの風景EP37-朝風-
以前より出勤時間が遅くなり、朝は少しゆっくりとなった。 毎朝よく見かける、磨き上げられた革靴を履くシュッとしたサラリーマンや、流行りのブランドバックにハイヒールのお姉さんを自転車で追い越して行くこともなくなった。 過ぎゆ… -
眼鏡越しの風景EP36-名前-
『ゆっこちゃん』『ユッコちゃん』小さい頃からずっとこう呼ばれている。 音楽活動をしている今は『yukko』と呼ばれることが多くなった。 本名は『由紀子』 この人生において私を『由紀子』と呼ぶ人はいなかった。役所や銀行、… -
Mop18:ときに冷静に
寒い日々が続いています。 本当、寒すぎるので、外で暮らす動物や、お年寄りの方々が心配です。 どうか、暖かくしてお過ごしください。 ゆっくり春を待つ。 暖かい珈琲が、いつもより美味しくて。 日中の日差しがまあるくて。 冬… -
眼鏡越しの風景EP35-横顔
歩く時。 ごはんを食べる時。 手を繋ぐ時。 あなたにとって居心地のいいのはどちら? 右側? 左側? はたまた 誰かの隣? 学生時代の親友は必ず私の左側に居た。大学の構内でも、街中でも。 たまたま右側に来てしまって… -
Mop17:星と人
夜の星たちをみていると、 今立っている場所がどこなのかを 違った視点で考えます。 自分のこの体は宇宙から派生した物質の塊で、 いつか、また分散して小さな物質に戻り、 宇宙に帰っていくのかと、怖くもなります。 … -
眼鏡越しの風景EP34-初詣-
子供の頃、初詣というものに行ったことがなかった。 「寒い中、電車で人混みに出るのも大変だしなぁ~。家に居よっ」 わが家の徒歩圏内には神社がないというそんな理由だったように思う。 両親は仕事の初出のついでにお参りしていた…